今日は、梅原さんの希望で、みんな白のティーイングエリアから打つことになった。トータルの距離だと大体6200ヤードだ。普段は、6700ヤードくらいになる青のティーイングエリアを使うが、桔梗さんも一緒のところから打とうという梅原さんの提案が採用された(以後白のティーイングエリアを白ティ、青のティーイングエリアを青ティと記す)。

桔梗さんがゴルフカートからリモコンを取りながら私に言った。

「私、カートのリモコン持ちます」

「いや、ゲストに持たせては申し訳ないから僕が持ちますよ」

私がリモコンを持った。打順は、私、梅原さん、桔梗さん、木下さんとなった。私は、今朝桔梗さんを迎えに行く前に、早朝練習のできる練習場で、50球ほど打ってきた。準備はできている。

いよいよティーオフだ。1回素振りをして、第一打を打った。ボールはフェアウェイ左寄り240ヤードくらいのところに落ちていった。梅原さんは左のラフ、桔梗さんはフェアウェイやや右で220ヤードくらい飛んでいるようだ。最後の木下さんは、左に曲がるボールを打って隣のホールまで飛んでいった。

木下さんは、ティーショットで力一杯たたいて飛ばそうとする。私は、いつも第1打はリズムを考え、練習場でのスウィングを心がける。決して力まないようにしたいと思っている。それにしても桔梗さんは美しいフォームで打つ。フィニッシュまできちんとクラブを振り切り、ボールが地面に落ちるまで、振り切ったポーズを崩さないでボールの行方を見ていた。

カートに乗って進むと、桔梗さんが真っ先にカートを降りて、木下さんのボールを探し始めた。隣のホールのラフを歩き回っている。遅れて、3本のアイアンを手に、木下さんが探し始めた。私が木の間を探していると、桔梗さんが見つけた。

 

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