【前回の記事を読む】「正式に話がある。」――ある時、霊媒体質で霊能者のお母さんから呼び出され、車を飛ばし駆けつけてみると…

1 どうして私なのですか?

《良いか! 多くの者たちへ神の存在を伝えよ》と言い放ち、金の心配はするなというのです。

その時は何がなんやら分からない!

後で思えば、お金のかかること? 神の存在を人へ伝える? 

それなら、本を書いたら伝わるよと、今なら簡単に分かったと思うのですが、当時は皆目見当がつかず、それだけでは何が何だか計り知れなかったのです。

言われた時には意味不明で、それに気がつくには長い時間がかかりました。後で紐解くと、神の導きで、「気づかせられる人」との引き合わせを気づかされたのだと感じます。

後から、確かに多くの神々たちが力を貸してくれていたのだろうと分かることが多くあります。

「金の心配はするな」とは、今思えばそれが一番の神からの大きなヒントだったと分かりますが、皆目見当付かぬ段階では、ヒントとしては気づかぬことでした。

初めからお金の心配などは全く考えも付きませんでした。何故なら、何をしたら多くの方々に伝わるのかさえも想像していない段階で、神事(神懸り)が始まるからです。

一般的な人に、神様は存在しますと言ったら、変な人ね、で終わります。

お母さんのところへ来る人たちの病が治り、彼らが「先生! ドクターがビックリしてました。(癌が)消えていると驚いていました。ドクターに言いましょうか」と言うと、お母さんは(先生と他の人からは呼ばれている)、「そんなこと誰も信じないから、言わなくていい。治療はキチンとしなさい! 病院へは行くのよ」と答えていました。

そういうお母さんを頼りに来る人たちが、「先生! 宣伝しましょう」と言い出すのです。

お母さんが神様へ聞いたところ、神は、「宣伝はするな! 縁ある者が此処へは来る」と答えられたので、全く宣伝などはしてないのでした。

なのに私には「神の存在を知らせよ」と告げるのが、私には謎でした。一般の人に神様を信じろなどとは言うだけ無駄、神様を信じる者は言われる前から神を感じている、感じることの無い者は言われても信じないというのが普通だと、私は考えます。

お母さん(霊媒体質)の身体を使い、「良いか! 私の力だけではない!と主の神が言った! 多くの神々の力を借り神々の力で起こすこと、私の力(主の神)だけではないのだ」と、他にも少々話し伝えると、スーッと上へ、天へ上りお帰りになられます。

神は、言いたいことを話すとスーッと、「えええっ!?」と聞き返す間もなく、ビックリしている間に天へ上ります。