評論 詩 生きる 死 2025.04.08 【詩六篇】「家が恋しくて 必死でリハビリに励んだ 今入院病棟の外で 汗をかきながら草刈りをする 遠く望郷の思い」 様々な人生 五月の日 鯉のぼり泳ぐ日 何を思う 日が過ぎて初老の頃 過ぎた時間は還らない 頑固になり 老醜の想い 過去を気にするのみ 未来を考える余裕はなし 青春は懐かしい 人生過ぎてみれば 良いことはなし 初老の坂を上り下り 様々な人生
小説 『千恵と僕の約束[注目連載ピックアップ]』 【第4回】 成田 たろう 小学6年生の娘を残し、妻が乳がんに…ステージⅢ、末期だった。夫は神社で「神様、助けてください」と何度も叫んだが…… 【前回の記事を読む】左胸の痛みが治まらないため病院へ――すぐに診察室から出てきたため安心していたら、「これから、MRIの検査」会社に行っても、仕事は手に付かなかった。私たちの仲人であり、奥様をがんで亡くされた元上司が座っている席に自然と足が向いていた。今直ぐにでも、誰かに胸の内を話したかった。「実は、妻が乳がんを患ってしまって……」「今日、午前中に病院に行って、検査したところ、ステージⅢの末期と…