1 指定校推薦

大学から指定された高校では、生徒に指定校推薦の枠があることを告知します。その要件は評定(内申)が4.2以上であることが一般的です。募集は一般的には各校2名くらいです。応募した者は、まずその高校の校内選考にかけられます。ここはその高校の独自の基準で決まるようです。

医学部以外の指定校推薦ではこの校内選考で校長推薦を得られれば、大学に行って簡単な面接試験や学力考査を受ける者はほぼ間違いなく大学から合格をもらえます。しかし、医学部は校長推薦をもらい、高校を代表して受験しても合格するとは限りません。大学では学力考査と面接を課すので、このための準備は必要です。

逆にここで合格をもらうと、その大学に進むことが前提になっている(専願)ので、もう一般受験はできないことになります。北里大学、東京女子医科大学、獨協医科大学、埼玉医科大学がこの制度を取り入れていますが、聖マリアンナ医科大学や東京女子医科大学はこの制度を廃止しました。

2 公募推薦

公募推薦は、指定校推薦と違って校内選考はありませんが、校長の推薦書や一定水準の高校の評定が必要です。また、公募という意味は「誰でも無制限に出願できるものではない」とされています。

各高校から最大3名などの枠を設けることが多いようですが、これが実際に適用されているのかはわかりません。試験は指定校推薦と同様に大学に行って基礎学力や面接の試験を受けます。

国公立の推薦はこの制度が多く、ここで落ちても一般受験もできるという大学もあり、人気がある制度です。一般入試に比べ倍率が低いのですが、筑波大学は44人ほどこの入試で生徒を募集しているため人気も高く、小論文と言いながら、その内容は英語・数学・理科の試験であり合格の水準は高くなっています。総合型入試を見てみましょう。

少し前まではAO入試(AdmissionsOffice)と呼ばれていました。この入試は、学生の個別の適性や特徴を総合的に評価することを目的とした一種の推薦入試とも言えます。入試では学力試験の成績だけでなく、面接やエッセイ、プレゼンテーション能力など個別の選考要素が重視され、学力以外の能力や特徴を評価し、総合的な選考が行われることになります。

ここでは受験生に人気のある東海大学と東邦大学を取り上げます。当校からは東海大学には3年連続、東邦大学には2年連続で合格者を出しています。  

 

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