【前回記事を読む】医学部の奨学金が返済不要で、実質もらえる? 大学と行政が連携して作られた「地域枠入試」とは
医学部入試システム編
PART6 地域枠入試について
例えば、杏林大学医学部の新潟県枠の修学資金は6年間で3,700万円です。6年間の学納金(約3,760万円)をカバーできる金額です。
また、倍率も低くなることもあり、一般入試より合格しやすいこともあることです。
例えば、昭和大学の2022年度の合格最低点は一般入試が230点(58%)であるのに対して、新潟県・静岡県・茨城県のそれぞれの枠ではいずれも190点(48%)となっています。
学生側のデメリットとして、一定の期間(約9年間)を指定の地域、診療科などで勤務しなければならないことをあげる人もいるでしょう。
これは絶対的なデメリットかと言われると私はそうは思いません。その地域でもともと働きたい人、進みたい診療科が指定された診療科であれば問題ないでしょう。
むしろマッチング制度(一般的に言う就職活動)をしなくて済むのはメリットかもしれません。
いずれにしても、この制度は大いに「使える」制度です。当校からも合格者を多数生み出しています。
入試は、東海大学のように共通テストを使って行う大学や昭和大学のように一般テストと同じ問題を使う大学があります。また、国公立では推薦入試のなかに組み込んでいる場合がほとんどです。