颯爽と歩く感じがいい
日本人には、かかとを使って歩くというイメージを持った人が少ない。でも、外国人には意外と多いのです。外国人の女性の胸が大きいのには理由がある。かかとを使い、背筋を伸ばしているからだ。肩を寄せて背中を丸めると、胸が引っ込む。颯爽(さっそう)と歩く感じで歩くと、身長も伸びるし、バストアップにも効果がある。テレビなどで話題のウォーキングトレーナーさんは、モデルの歩き方をやっとるだけ。あれができるのは若い女性だけでしょうね。年寄りなんかは、やるもんじゃない。体が硬いと壊れてしまう。男性も、ちょっとやりにくいでしょう? 若くて健康で、あれを魅力的でいいという世界もあるでしょうが、医療とは関係ない。治療でもない。一緒にしてほしくない世界ですよ。
退化への靴
靴ひもを締めない若者が多い。どんなに高価な靴を履いていても、靴ひもをしっかりと締めなければ、足が靴の中で前後に動いてしまい、痛みの原因をつくってしまう。究極に悪い例が、「幅広靴」や「幅広サンダル」。老若男女を問わず、人気がありますね。悪い姿勢で、つま先をすりながら歩くのに、ちょうどいい靴といえる。歩く姿は猿。だから「退化」なんですよ。いい靴というのは、底がある程度硬くて、細くて長いもの。足をしっかりつかまえる靴で、靴ひもやマジックテープなんかでしっかり締めて、足が先に進まないようにして履くんです。しっかりした靴をきちんと履けば、外反母趾(がいはんぼし)や扁平足(へんぺいそく)・開張足(かいちょうそく) も回復してくる。自分の足をよーく見てください、今使っている幅広靴と同じ形になっていませんか?