一方、身体が疲れていると、気を消耗し元気がなくなります。さらに身体が冷えていれば身体のまわりの気も冷えています。同じ寒さでも人によって感じる度合いが異なるのは、その人の身体が冷えているかどうかにも関係していますので、身体が冷えている人、また冷えている時は寒さが身体にこたえるわけです。

悲しいことがあった時や、長い時間、悲しみの感情の中にいますと、気がなくなってしまいます。

物事の考え方で言えば、自分の考えにとらわれ、人の話を聞かない石頭の人は、その人の周囲に気の壁があります。話が通じない人だなあと思うのは、こちらの話がその人の壁を通らない状態だからです。

このように様々なことが自分自身の気や身体に影響を及ぼしています。そこで悪い気の影響をできるだけ受けないためには、自分自身の持っている気を調える必要があります。

つまり自分自身の気をパワーアップすることと、心や気持ちを安定させて気をクリアな状態にしていけばいいわけです。そして様々な影響を受けた身体や心のブレをきちんと正常に戻せる身体と心にしていくことが大切で、それが健康につながるのです。

身体と心を正常に戻すとは、どういうことかというと、身体が冷えていれば温め、歪んでいれば歪みを補正し、疲労が蓄積していれば、よく休み、憎しみや怒りをかかえていれば、その感情から抜け出すことです。ものの考え方を変えたり、何か夢中になれるものを探したりすることで気の身体は元気になっていきます。

 

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