【前回記事を読む】「検査の結果、何も悪いところはありません」―そんな時こそ身体の周囲を取り巻く〝気〞に異常がある!?
二、気の身体
人間の身体は目に見える肉体と、その身体の内外を流れる気で成り立っています。その気は身体の内外をとどまることなく流れていて、様々な影響を受けながら、常に変化しています。その身体を取り巻く気をオーラと呼んでいます。
東洋医学で見る「気」にはどういうものがあるかというと、呼吸によって体内に取り入れられる気を「天の気」、飲食によって取り入れられ、体内で作り出される気を「地の気」と言い、この両方が生命活動のエネルギー源となっています。
また、生まれながら親から受け継いだ気「先天の気」、生まれてから呼吸や飲食によって作り出された気「後天の気」があります。この持って生まれた「先天の気」と、飲食や呼吸で取り入れた「後天の気」も健康に大きく関わりがあります。
さらに身体を取り巻く気を大きくとらえると、気の身体は宇宙と対応しているといわれ、宇宙をマクロコスモス、人間の身体をミクロコスモスと表現しています。したがって宇宙のエネルギーをもらいながら人間は生きていると言えます。つまりその大自然のエネルギーが十分、受け取れるような気の身体であればあるほど、健康な状態が保てるわけです。

人間の身体は目に見える肉体と、それを取り巻く気(オーラ)で成り立っています。気はいくつかの層になっています。