しかし、誰かの陰謀に嵌められ、偽(にせ)の情報を掴(つか)まされた場合などは、相手が嘘をつく人ではなく、かつ、本来は真実を見抜く力、明晰 (めいせき)な頭脳があっても、偽の情報に操られ、間違った判断をすることがある。そして、それは理論的な人ほどそうなる傾向がある。
「穿(うが)った見方」という表現がある。この言葉、何かちょっと普通ではない見方とか、個性が強い見方として使う方(かた)がいるが、この言葉はそうではなく、目の前に障害物があってその先が見えない状況で、その障害物に穴を明けて(穿って)その向こうを見たような見方を指す。
つまり、一般の解釈によると種々矛盾や疑問があるが、通説と異なるわずかに残された資料や物証などから導いた結論によると、その種々の矛盾や疑問が解消し、まるでその障害物に穴を明けて(穿って)、その向こうを見たように感じられる時にそう表現する。
そして、それは歴史において、より顕著である。歴史においては伝えられている通りでは矛盾し説明できない点が多々あるが、それらとは異なる残された情報がわずかにあり、それが正しいと仮定するといろいろな矛盾が氷解することが多い。
そのような場合、その「穿った見方」は正しいといえる。
歴史上最も不思議な出来事の一つに本能寺の変がある。戦国時代の終わり頃、天下統一を目前にしていた織田信長をその家臣の明智光秀という武将が謀反を起こして討ったと伝えられている事件だ。
だが、詳細は本文で述べるが、光秀が本能寺を襲撃したとは考えられない行動が2点あるのだ。
※水の分子は気体の分子より大きいため、水圧試験では漏れないが気密試験では漏れる、ということがある。そのため、気密試験を行う場合、その前に被検査物を乾燥させ、試験媒体である気体が水の分子で止められないようにする必要がある。また、気密試験であっても状況によっては最初に水が出てくることがあるため、いきなり石鹸水をかけないで、目視で水が出てこないか確認し、それから石鹸水をかける、などの配慮も必要である。
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