戦争 2

戦後七十年 一つの節目年

父の弟が南方で戦死

海軍巡洋艦に乗っていた

  

意志にかかわらず戦死した

叔父は海底で何思う

  

年が過ぎゆくとともに

風化していく戦争意識

  

戦争は全てを破壊しつくす

地球も 精神も 人の営み全てを

  

生きて帰った人達が

宴会で自慢げに

語ったことを思い出す

  

叔父の写真は静かに在る

結婚もできず死んでいった

  

春の日差しが降り注ぐ今日

眩しく見上げる私

  

郷愁

郷愁 ノスタルジア 人間

母 故郷 友人

  

懐かしさ 人間の根本 原点

幼い日々 祖母 思い出

幼い頃叱られたこと

  

人間の心を越えて迫る

学校 校庭 運動会

  

木の香り

人間とは何ぞや

過去 現在 未来

郷愁とは言葉に表現できない

  

人間のこと 思い出 

幼い頃の想像

  

ああ懐かしい

  

今日まで生きてきて

結局時間の無駄過ごし