何回も見たことがありましたが、今日は違うものを見ているように感じました。シクラメンはやがて茎を伸ばし、花を付けて枯れていく。花を落としたシクラメンの茎はねじり取られる。

それまでは太陽に当て、水をやり、太陽に向かって鉢の向きを毎日、変えてやらねばなりません。生きている人間もシクラメンと変わらないのではないか。何か、自分も人のために役立つことはできないのだろうか。シクラメンに水をやるように簡単にできることではないが。

知り合いの老人ホームの職員の方に聞くと、女性の入居者はよくしゃべって賑やかだが、男性の方はいつも静まり返っているといいます。それならば、男の人が互いのコミュニケーションが取れるようにすることを考えれば良い。入居者の碁の相手ならできるだろう。お爺さんは思いました。

お爺さんは昔の囲碁二段くらい、現在はインターネットで碁が打てるため、若い人達は非常に強い。お爺さんは現在なら1級程度だろう。このことは施設の入居者と碁を打つ妨げとはならない。自分より強い相手がいれば指導してもらえば良いのだ。

特別養護老人ホームは要介護度3以上だが、若い頃碁を打った経験のある人なら碁が打てる入居者もいるだろう。有料老人ホームでも構わない。

お爺さんは早速、老人ホームの職員の方に相談の電話をしました。