俳句・短歌 短歌 自由律 2020.08.15 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第3回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 稲妻を 受胎し みせる 秘儀のあり 感情の 裏側 見せて 蛇泳ぐ 花水木 いま 剝製となる 眞昼なか
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 松村 勝正 家政婦になったときから、ご主人を異性として意識したことはなかった。しかし昨晩の出来事で、奥様に対する小さな嫉妬心が芽生え… 【前回の記事を読む】あの時、家政婦は嫉妬していた…? 家に来て20年。夫の入浴介助は彼女の仕事。それを私が気まぐれで奪って…四方八方から飛び交う市場独特の掛け声や買い物客たちの行き交う足音で、二人はしばらく無言でいた。市場の入り口に差し掛かった所で、美代子が「美月さんは毎日大変ね。私、昨日主人の入浴介助をしたでしょう。初めは軽く考えていたのね。でも無理だと悟ったわ。やはり美月さんにお願いします」…
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第15回】 武 きき 突然現れたのは元カノ!? 「子供を産んだの! もう五歳になるの」頭が真っ白になった。順調と思われていた二人の間に亀裂が… 【前回の記事を読む】「どうやって年下の男を?」「体で騙したのか?」同期の飲み会で質問の嵐! 退職、結婚、そして彼との新生活まであと少し…色々歩き回って、下着のブランドコーナーで見つけた。「マグカップのペアみたいに、ピンクとグレーにしましょう」「今日、着ようよ」「ホームウエアは洗濯して着ましょう」「分かった。しょうがない。今日は、裸で過ごそうな」「ええ、原始人の様に、爽やかに過ごそう。そうじゃなく…