《特徴・性格》
こだわり
私が3歳の時に、水色のサスペンダー付きのミニスカートを穿くことに強い執着を持っていたようです。洗濯をして生乾きでも、そのスカートを穿いていたというだけあって、その時期の写真は決まって水色のスカートを穿いているものばかりでした。
衝動性
私が幼い頃にチャイルドシートはまだなく、母が急ブレーキをかけた時に助手席に座っていた私は足元の方に落ちていったそうです。這い上がってきた私は母に連続パンチを繰り出し、その気性の荒さは菜々子とはかなり違い、母は運転しながら「何だ、この子は!」と思ったそうです。
《食事》
両親は自営業で相変わらず忙しく、私の食事の世話はおばあちゃんがしていたそうです。母は忙しさのあまりゆっくりご飯を食べることもままならず、仕事の合間をぬって台所で一人立ち食いをしていたそうです。そのため、私の食事の世話までは手が回らなかったそうです。
母は私が3歳の時に初めて食事の風景を見たそうで、そして凄く驚いたことを大人になった私に時々話します。食事は、白米に具を除いた味噌汁をかけたものだけを与えられていたそうで、三食そのような食事の内容だったことをその時初めて知ったのだそうです。他には果物とお菓子を与えられていたそうで、幼い頃の私がみそ汁の具や、その他のおかずを嫌がっていたのか現在でも不明です。
菜々子が小さい頃は、母は専業主婦だったため、菜々子にはいつも栄養満点の離乳食を作って食べさせていたようで、私には申し訳ないことをしたと時々話します。そして、私がぐずった時のおばあちゃんのご機嫌取りは決まって市販のお菓子を与えることだったそうで、周囲の人間からするとお菓子を大量に食べていたように見えるようでした。
ADHDは不注意優勢型、多動性・衝動性優勢型、混合発現型の3タイプに分かれます。私の場合、大人になってADD(不注意優勢型)だと診断されましたが、子どもの頃には診断を受けていませんでしたが、衝動性の特徴があったように感じます。
【前回の記事を読む】発“発達障害のグレーゾーン”ということで、周囲からは“障害を持っているの?”と理解されづらい所もあり…