● 宇宙船の中で発見され宇宙飛行士に感染し地球に拡がればパンデミックの恐れのある病原体の存在をめぐって事件が展開していく小説

『売国のテロル』/穂波 了

国際宇宙ステーションの日本モジュール内に存在していた新型炭疽菌による感染症が世界中で発生した。この炭疽菌の開発に携わった自衛隊をめぐり様々な事件が起こる。

『月の落とし子』/穂波 了

月探査の宇宙船オリオン3号が東京に墜落し未知のウイルスの感染が広まる。

●コロナ禍が、飲食店に与えた影響を題材にした小説

『ただいま、お酒は出せません!』/長月天音

新宿にあるイタリアンレストランで働く女性店員が、コロナ禍の影響を受け経営不振に陥った店を立て直すために奮闘をする。

● 警察業務の経験者が大病院の危機管理業務(コロナ対策業務)を担当し活躍する姿を描く小説

『ザ・パンデミック』/濱 嘉之

警視庁出身の主人公は過去の経験を活かし、多くのコロナ感染症患者を受け入れる大病院の経営に取り組む姿を描く。

●ウイルスの存在についての警告小説

『パルウイルス』/高嶋哲夫

シベリアの永久凍土に埋もれていたマンモスの中に恐ろしいウイルスが存在していた。ウイルスはどこに潜んでいるか分からない。人類に対する強烈な警告である。

●3年間にわたるコロナパンデミックの実相を描く小説

『コロナの夜明け』/岡田晴恵

現場の医師、保健所や高齢者施設の職員などコロナと闘ってきた人たちの姿を描くことでパンデミックの実相を小説として描く。