絵本・漫画 健康・暮らし・子育て 絵本 教育 2024.11.12 稲刈り、だてがけ、脱穀、もみの選別。お米ができるまでの作業はまだまだ続く。 おこめができるまで 【第2回】 みうら やすよ おいしいお米は手間ひまかけて この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 八十八もの工程におよぶと言われる日本の米づくり。知っているようで知らない、それぞれの作業を水彩画とともにわかりやすく解説しています。ページをめくるごとに田んぼの姿が変わっていく、絵巻物のような絵本です。日本の農業の原風景を伝え、食べ物に感謝する心を育みます。※本記事は、みうらやすよ氏の書籍『おこめができるまで』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 おこめができるまで 写真を拡大 写真を拡大
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『ヴァネッサの伝言 故郷』 【第6回】 中條 てい 僕らはやっと外に出られるんだ! そう歓喜した日、村を解放するために戻ってきた兄ガブリエルの姿が神々しく、今も心に焼き付いている 「お前がオージェから乗って帰った馬だが、あれは見るからに老いぼれているから別のをあてがってやってくれとカザルス様からのお言葉だ」先に話がつけてあったとみえて、厩舎の入口付近に三頭の馬が揃えてある。さあどれでも好きなのを選べ、とバルタザールはラフィールに促した。「あいつはおとなしくてよく言うことを聞くんですよ」愛着のある馬を代えろと言われて、ラフィールはちょっと不服だが、せっかくのお言葉だ、ありが…