絵本・漫画 健康・暮らし・子育て 絵本 教育 2024.11.12 稲刈り、だてがけ、脱穀、もみの選別。お米ができるまでの作業はまだまだ続く。 おこめができるまで 【最終回】 みうら やすよ おいしいお米は手間ひまかけて この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 八十八もの工程におよぶと言われる日本の米づくり。知っているようで知らない、それぞれの作業を水彩画とともにわかりやすく解説しています。ページをめくるごとに田んぼの姿が変わっていく、絵巻物のような絵本です。日本の農業の原風景を伝え、食べ物に感謝する心を育みます。※本記事は、みうらやすよ氏の書籍『おこめができるまで』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 おこめができるまで 写真を拡大 写真を拡大
小説 『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 倉田 裕美 朝方、はっとして目が覚めた。自分の爪先に、濡れた何かが当たる…「キャー!」――それは想像もしない光景だった… 【前回の記事を読む】幼かった自分は実際に戦争を見てはいない。だが残像だけはぼんやりと見ていたような気がする私は、子供の頃から、犬、猫、鳥などの小動物が好きで、いつも身の回りには、カエルやカメまで含めて、生き物が、何かいる生活を送ってきた。猫は結婚して家を出るまで、ずっと実家にいて、同じ布団で寝起きを共にしていたし、犬も色々な犬種を飼った経験がある。そんな私が唯一苦手な小動物はハムスター、リスなど…
小説 『トオル』 【新連載】 井原 淑子 「この犬を連れた青年が事故に遭って、今、U総合病院に救急搬送されました」事故に遭ったのは私の息子だった そよ風が頰を撫でていった。目を開けると、細くたおやかな薄緑色の茎が、風に靡(なび)いて揺れている。その向こうには青空。(ここは、どこ?)仰向けで、草木が覆う地面に横たわったようだ。立ち上がると、今度はピンクの花々が目に入った。(コスモス!)一面のコスモス畑。まるでピンクの絨毯だ。赤紫や白い花も所々に見える。まさ子はズンズンと走った。走りながら思った。(ここに来たことがある……)そうだ、少女の頃、…