第二章 結婚の根本的な考え方2 人間論:HUMAN

さらに、結婚したくない女性も増えています。

『Oggi.jp:「結婚したくない女性」の特徴とは? 結婚願望がない理由&抱える不安7選』によれば、次のようにあります。

“理由

1.自由を制限されたくない

2.面倒くさいことが増える

3.結婚に対するネガティブなイメージがある

4.金銭面に対する不安が大きい

5.恋人との今の関係に満足している

6.両親との関係性が煩わしい

7.結婚したいと思える相手がいない”

結婚できないのではなく、結婚したくないのです。しかも、早く相手を見つけないと、結婚は難しい時代になりました。

『東洋経済オンライン:恋愛結婚の人は大概25歳で出会っている残酷現実:男性37 歳・女性35歳の「限界出会い年齢」とは』によれば、次のようにあります。

“恋愛結婚するための男性の限界出会い年齢は36.9歳、女性は34.6歳と出ました。全員とはいいませんが、男性は37歳、女性は35歳を超えるとほぼ恋愛相手との出会いはないと考えていいでしょう。”

明治や大正の頃に比べて、お見合いや会社の上司の紹介等も一切なくなり、結婚することが大変な時代になってきました。

しかしながら、独身のまま死ぬことを前提に、人間として生まれてくる人は皆無です。そして、自分たちが生まれてこられたのも、両親が「結婚(婚姻)」したからです。

生物の中で、人間のみ「結婚(婚姻)」という契約をする。

現在シングルマザーで子育てするための各種法律や制度が増えてきていますが、子育ては夫婦二人で対応してもとても大変でお金もかかる人間としての大事な作業です。

法律上の夫婦の間に生まれた子供は、「嫡出子(ちゃくしゅつし)」と呼ばれます。そうでない子供は、「非嫡出子(ひちゃくしゅつし)」または「婚外子(こんがいし)」と呼ばれます。

昔は、天皇や将軍やお金持ちの妾として子供を産み、「非嫡出子」または「婚外子」として、育ててもらうことができましたが、現在、結婚(婚姻)契約なしに、子供を育てることは大変難しいことなのです。

人間の女性は、子育て中は夫(または実家・社会福祉)の手助けが必要になります。人間の結婚は、「子育て論」から一夫一妻制を取っていることが分かります。