はじめに

結婚を4回もするとは思っていませんでした。そして、また離婚を考えていたある日、一冊の本に出会いました。それが、小林観正(せいかん)さんの『3秒で人生が楽になる悟りの法則』(総合法令出版・2018年)という本です。一気に立ち読みしたのが、2018年11月30日、今から約5年前です。

その時初めて、私自身が「4回の結婚」を正当化できて、スーッと気持ちが穏やかになりました。この本は、私にとっては「目からウロコ的な情報」が満載でしたが、人によっては信じられない内容かもしれません。私がこれから説明する内容は、小林正観さんの考えを下支えに、私の4回の結婚及び3回の離婚経験を整理した内容になります。

本書は大きく3つのパートに分かれています。最初の3章は「結婚の根本的な考え方」、次の5章は「結婚するための行動論」、最後の8章は「結婚後の行動論」を説明しています。

本のタイトルにある「3・5・8の教え」ですが、小林正観さんは、「358」という数字の秘められた力についてよく語っていました。『神さまの見方は私の味方』(宝来社・2009年)によると、次のようにあります。

“お釈迦さまは、「人間には3つの祭日(3祭日)がある」と言いました。一つ目が「誕生日」、二つ目が「悟り日」、三つ目が「命日」。お釈迦さまの場合は、旧暦で4月8日が誕生日、12月8日が悟り日、2月15日が命日です。

もしかすると、今日、何となく自分の中でわだかまっていたものが全部氷解した、と思う人がいるかもしれません。そうすると今日が悟り日、すなわち精神の誕生日、第二誕生日になります。

お釈迦さまは「3祭日の中で最も重要なのが悟り日である」と言いました。お釈迦さまは12月8日の朝、朝日を浴びて、「私は悟った」と叫びます。そこからお釈迦さまの45年ほどにわたる説法が始まりました。

お釈迦さまが悟ったのは、ちょうど35歳と8ヶ月になったときのことです。35歳と8ヶ月というのは数字が358と並んでいますが、聖書の中に「666は悪魔の数字で358は聖なる数字」という記述があるらしいです。