わが家の『トイレの神様』

ひところ『トイレの神様』と言う歌が流行したことがありましたね。それからすると♪わが家にもトイレの神様がいるんやで♪と歌いたくなることがしばしばあります。
そのわが家の『トイレの神様』は婿二号、娘の夫です。

ALSを発症し、人工呼吸器装着、胃瘻造設をしている夫にとって、自分が安心して用を足すことは、一番の重大事項です。

身体の小さいヘルパーさんに抱き抱えられたときは、一緒に転んでしまうのではないかという恐怖感を覚え、また反対に大きな体のヘルパーさんは、長い手で思い切り一気に起こそうとするので、振り廻され、めまいすら覚え、とても怖いと感じるというのです。

しかし一方、介助するヘルパーさんにとっても、首から呼吸器のチューブをぶら下げている人を、いくらすぐそばとはいえ、ベッドから下ろして、脇のトイレに移乗させるということは、とても大変な作業なのです。

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次回更新は8月6日(火)、11時の予定です。

 

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