また、中国でビザなしで働いていると二週間に一回出国しないといけないので、三週間サイクルで一週間だけ香港で働いている人もいるようだ。韓国人のエネルギーに圧倒される。
《小詩(シャオシ)、元気で過ごしていますか。あなたのことが心配です。
香港はとても綺麗で見たこともない品物や建物、観光地、「シンフォニー・オブ・ライツ」、「テーマパーク」とか、沢山ありました。食事も美味しいものばかりですが、とても値段が高くて驚きました。
上海よりも何倍も高いんだから。中国だけど中国語は通じないのよ。広東語が分からないので、英語で話をしました。大学にも沢山の外国人がいますが、香港は外国人しかいないように見えます。ホテルの部屋が狭くて驚きました。
マカオに行きたくて、一人でフェリー乗り場に行ったけど、渡航許可書がないと行けないそうです。香港もマカオも中国なのにね。仁は毎日接待で、夜遅く部屋に帰ってきます。お酒と香港女の化粧の臭いで、気分が悪くなります。
お土産は高くて買えなかったけど、小詩(シャオシ)のお土産は香港空港のテーマパークショップで仁に言って沢山買ってもらいました。人民幣はまるで紙屑のようで、香港札や米幣、日本幣が本当のお札だと思いました。お金って何でしょうね。
家族皆で働いても、空港のお店であなたのお土産を買ったら、ひと月分の給料が全部なくなってしまいます。貨幣価値の違いで理不尽を感じました。私達の生命も同じように思われているんでしょうか。
小詩(シャオシ)が二歳の時、高熱を出して意識がなくなった時、私は学校を休んで看病したけど、何もできなかった。
三日目に、あなたが目を覚まして、「姐姐(ジィェジィェ)、姐姐」と私の顔を見てるのに何回も呼んだね。私は「小詩、小詩」と何回も呼んだけど、きっと分からなかったのよね。
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