世界から観光客が来神すると、神戸市民は困るかも知れません。限られた神戸牛の値段が高騰する、レストランの予約が取れない。
こんな悩ましい事が起きる神戸を、昔の賑やかで繁栄していた神戸を再現します。イヤ、過去の神戸の歴史に経験した事のない世界に誇る神戸市に変えましょう。
6 世界の人が神戸に魅せられて、幾度も訪れて、住みたい街に
神戸市は鉄道と道路の交通網に恵まれて職住近接で住みやすく、瀬戸内海の新鮮な魚類、神戸牛、日本酒、神戸発祥のお菓子類など美味しい食べ物に恵まれた街です。
神戸市の良い面は、仕事で働く市内中心街と居住区が近く、職住近接、平均通勤時間が短いことです。神戸市街地と言われた中心地は海と山に挟まれた東西に長い街です。
大阪からも九州からもトンネルを抜けると、そこが新幹線新神戸駅で、トンネルとトンネルに挟まれた狭い空間に位置します。
その新幹線駅から海岸まで僅か2キロ程自転車で海を目指し漕ぎ出すと、後はペダルを漕ぐよりもブレーキ操作に追われるうちに終点に行き着くような、南北が短く、東西に長い市街地が広がります。
僅か南北2kmの間に山手から南に、鉄道は新幹線、JR在来線、阪急電鉄、阪神電鉄、山陽鉄道と、道路交通網は山手幹線、国道2号線、阪神高速道路、国道43号線など東西に物流と人を移動させる大動脈が神戸市内を横切っています。
だから阪神・淡路大震災では高速道路も鉄道路線大阪と神戸間で遮断され、九州と東京間の大動脈が停止して物流が途切れて、日本経済に大きなダメージを与えました。神戸は日本の東西を結ぶ交通拠点であり、日本の物流の心臓部です。
神戸観光はハーバーランドから観光船で明石海峡大橋を下から仰ぎ見て、振り向くと四季ごとに彩りを変える六甲連山に抱かれた神戸市街地を眺め、両手を横に広げて神戸市内をスッポリ包み込む事も出来ます。
その後、夕闇が迫る頃に六甲山、摩耶山へケーブルで登り、頂から100万ドルの夜景と神戸沖に埋め立てた六甲アイランド、ポートアイランドの沖合に浮かぶ神戸国際空港と、さらにその近くに未来都市神戸が完成すると世界最高の景観地帯になりそうです。遠くには関西空港を眺める観光旅行が人気になります。
以上、神戸観光のご案内です。勿論、未来都市神戸が完成すれば六甲山からの夜景は世界一になるでしょう。
【前回の記事を読む】明石海峡大橋の構想を描き神戸に恩恵をもたらした元原口忠次郎市長
