妻にかかる私の印象・感想

だれしも心しておられる日常のちょっとした例ですが、

1.世渡り的なことで言えば、世渡り上手と言えるのかどうか分かりませんが、自分から人様に嫌なことは言わないし、人様からも言われるようなこともほとんどない(井戸端会議的なこともあまり好きでないようで、自分から加わっていかない)。

2.私に愚痴をこぼさないのみならず、人様にも身内のことをあまり言わない。例えば、嫁のことなどについて、嫁を褒めることはあっても世間でよく言われるような話題から避けて上手に付き合う。

また、親しい友人ともお互いに家に過度に入り込んだりして付き合うことはない。そのほうが長くお付き合いができると心得ている(私たちが駐在した当時のニューヨークでは、日本人家族が安心・安全のため比較的多く住んでいる地域があり、日本人同士の付き合いに妻なりに配慮していたらしい)。

3.妻は自分の子供を小さい頃からきつく叱る、ということはなかった。子供が学校へ行くのが遅れそうになり、私が“ずる休みではないか”として注意すると、身を挺して守り、 “私が産んだ子に手を出すな!”と言われたこともある。

4.私がニューヨークに単身赴任して1年余り、家族も渡米することになった際、郷里・田辺市在住の私の父親が妻に、“東京の家はどうする?”と訊いたとき即座に“家は売りません!”と明言すると、父が“文ちゃんはえらい!”と喜んでくれた由。

その後、東京の家は改築して狭いながら2軒のアパート・貸家とし、家計を助けることにもつながり、いい判断だったと想います。