ビジネス 評論 評論 経済 2024.06.04 自作の国の運営計画2つをシミュレーション。ひとつは現行の社会保障制度を根本から見直して消費税の増税と社会保障費を削減すると… (出所)厚生労働省(当初予算ベース) (注)社会保障には、年金、医療、介護、子ども・子育ての分野以外に、生活保護、雇用、労災等の分野が含まれる。 筆者作成 【前回の記事を読む】積極財政政策は短期的な景気対策においては、その効果が期待できるが、その反面… 【イチオシ記事】我が子を虐待してしまった母親の悲痛な境遇。看護学生が助産師を志した理由とは 【注目記事】あの日、同じように妻を抱きしめていたのなら…。泣いている義姉をソファーに横たえ、そして…
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ 毒親の虐待と夫のDVを越えて』 【第14回】 かおる 私だけが何も知らなかった…真実は辛すぎて部屋でひとり、声を殺して毎日泣いた 小学3年生からアイロンをかけさせたのも、私の世話をしたくなかったのだろう。喧嘩の度に「なんであんたの洗濯しなくちゃいけないの」と言って、私の洗濯物を洗濯機から取り出し、私の顔に投げつけていたのも、私の世話が嫌だった気持ちの表れだろう。新田のお父さんと、お母さんが、実の親ではない。私はハッとした。「次にあんたがここに来た時、お母さんはいないからね!!」と言っていたのは、このことだったんだ…。家庭の…
小説 『標本室の男』 【第24回】 均埜 権兵衛 眠らない、疲れない、腹も減らない、そして喉も渇かない。これが生きているということなのだろうか。 どれ程時間が経ったのだろう。山の端が少し明るくなった。そしてそれが徐々に辺りを照らしていった。雲の切れ目に月が昇り始めたのだ。月明かりはその領域を拡げていった。そしてそれが湯船の辺りまで届いたと思う間もなく、「うっ」という声が漏れた。骸骨は縁に肘をかけのんびりと湯槽に凭れていた。「うっ、くっ」また正太が微かな呻きを上げた。だがそれは瀬音に遮られて骸骨の耳には届かなかった。しかし彼が、「ひゅーっ」…