エッセイ 小説 詩 せつなさ 恋 2024.05.26 初めて貴方を恋しいと思った。帰りたい、夢の中に。もう此処に貴方はいないから。 わたがしに触れたように 【第4回】 小林 世以子 切なくて苦しくて、それでも君に出会えてよかった この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 恋のよろこびと試練、日常のささやかな愛、等身大の自分……鮮やかでまっすぐな言葉がつめこまれた、100篇の詩を収録。※本記事は、小林世以子氏の書籍『わたがしに触れたように』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 雨・涙 雨の日曜日 今朝 初めて 貴方を恋しいと思った。 夢の中ですら 笑顔を作るのが難しかった。 貴方が微笑み返してくれた時 本当に嬉しかった。 帰りたい 夢の中に。 だってもう 此処に貴方はいないから。
小説 『東京フェイクLove♡』 【第19回】 川田 レイ 「浴槽に女性の顔を浸けて、呼吸出来ないように押さえ付けるとかですかね」特殊性癖の告白に困惑… 【前回の記事を読む】「パーク内は手繋ぎしてくれるのかと思ってた。ガッカリ寂しいな」夢の国でも、お客様とセラピストの関係は崩せず。夕暮れの中、パレードが始まった。並んで観ている中、ふと流星がこんな事を真由子につぶやいた。「普段の俺の夜のプライベートな生活、真由子さんが知ったら、驚くだろうなぁ……」あまりにも何気ないつぶやきだったが、真由子はその言葉に思いを巡らした。夜はバーテン時代のお店に毎晩飲み…
小説 『ふたりの渚』 【第8回】 伊坂 勝幸 「婿養子も可能ですよ」――ストレートすぎる言葉に動揺しつつ、恋は意外な方向へ転がり始める 【前回記事を読む】「もう一度だけリベンジさせてください」と10年越しの告白への返答は「独身なの?」――同窓会の夜に動き出す、予測不能な恋の行方「旅行はしないの?」「大学生の頃は貧乏旅行とかしていたけど、今はまったくしませんね。旅行って疲れるから……休日はなるべく自宅でくつろぎたいですね」津田の話を聞いて、お姉さんは「インドア派かよ!」と心の中でツッコミを入れた。「あのう、スポーツジムのお仕事って…