エッセイ 小説 詩 せつなさ 恋 2024.05.26 初めて貴方を恋しいと思った。帰りたい、夢の中に。もう此処に貴方はいないから。 わたがしに触れたように 【第4回】 小林 世以子 切なくて苦しくて、それでも君に出会えてよかった この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 恋のよろこびと試練、日常のささやかな愛、等身大の自分……鮮やかでまっすぐな言葉がつめこまれた、100篇の詩を収録。※本記事は、小林世以子氏の書籍『わたがしに触れたように』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 雨・涙 雨の日曜日 今朝 初めて 貴方を恋しいと思った。 夢の中ですら 笑顔を作るのが難しかった。 貴方が微笑み返してくれた時 本当に嬉しかった。 帰りたい 夢の中に。 だってもう 此処に貴方はいないから。
エッセイ 『ALSなんか怖くない』 【第31回】 堀内 昌子 筋力が加速的に降下するALS。「今さらリハビリなんて」と思われるかも…それでも、一日に半歩でも筋力退化を遅らせようと必死で… 在宅でのリハビリの先生方も、筋力低下の食い止め、尖足(足の関節が、つま先が伸びた状態で固まり、立ち上がったり歩いたりする際に、踵がつかない)防止の筋力維持その他呼吸器装着のALS患者に対してのリハビリをそれぞれ計画を立て、長いスパンで治療を考えておられましたので、それが継続されることに安心をいたしました。筋力は、加速的に降下の一途を辿るALS患者にとって「今さらリハビリなんて」と思われる方もおら…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第30回】 武 きき 交通事故を起こした相手が謝罪のために訪ねてきた。ところが話は思わぬ方向へ…。「奥様のおはぎを、ぜひいただけませんか⁉」 【前回の記事を読む】「まるで小学生の遠足のようだ」思わぬ事故で松葉杖生活に。しかし、妻が毎日お弁当を作ってくれるようになり…「奥様の手作りですか?」「ええ、妻のおはぎは評判がいいですよ。うちの社長始め、秘書達で争奪戦ですよ」「それでは、頂きます。うん! 小豆は京都の大納言ですか?」もう一個、食べている。「これは! ワサビとショウガが入っていますね。それと、少々ゆずも」と凄い。「大山さん、凄いです…