③最初にやるべきことは何か？
ブランドのことをよく知ってもらうために、インターネット広告かポップアップショップを開催する、という二つの方法を検討してきました。
では、どちらを最初に取り組むべきでしょうか？
自社ブランドのシャツは、大手企業のシャツと比べると価格面では高額になってしまいます。
一方で、大量につくられる大手企業のシャツでは表現できない細部のこだわりが強みです。 ブランドシャツを購入してくださるお客様は、リピート購入する可能性が高いことがわかっています。
このような状況を踏まえて、一点ものや職人の想いに強く共感してくれる層に商品の魅力を伝える必要があります。
これらの状況を考えると、見込み客がたくさん訪れそうな百貨店などで、ポップアップストアを開催することが真っ先に行うべきことだと判断できます。
ポップアップストアに訪れたお客様にブランドに込めた想いや商品のこだわりを実際に手にとって感じてもらうことで、リピート購入してくれる層を増やす狙いがあります。
このように「事業をもっと良くしていくために、今なにをすべきか？」を決める時に事業計画書づくりがとても役立ちます。
リスクを極力取り除く
経営者にとってのリスクは何か？
途中まではうまくいっていたのに、急に業績悪化した、という事態は避けたいですよね。
利益を毎年増やしている経営者の特徴として、リスク管理能力に長けている、というのが挙げられます。
リスクと聞いても、ピンと来ない方もいると思います。
いろんな考え方がありますが、経営者にとってのリスクは二つあります。
一つ目は売り上げを伸ばすチャンスを逃すリスク、二つ目は赤字になるリスクです。
一つ目はイメージしやすいですよね。
事業を進めている中で、もっと売り上げを伸ばすチャンスがないか、常に目を光らせています。
それは、競合他社に差をつける新しい工夫かもしれませんし、顧客が求めている新サービスかもしれません。
【前回の記事を読む】補助金満額は思わぬ落とし穴。大抵の補助金は先行投資額の25％～50％は自腹！
