この論理の証明は次の御言葉の純粋解釈によります。

 「ローマ」: しかし、神は、私たちがまだ罪人であった時に、キリストが私たち(全人類)のために死んでくださったことにより、私たちに対するご自身の愛(憐れみ)を明らかに示しておられます(著者注:この聖句対象をクリスチャンに限定してはなりません)。

 5:9 ましてや、今、彼の(十字架の)血によって(第1の)義とされてしまっている私たち(全人類)は、彼によって(神の)怒りから救われるのです(著者注:信仰への道が開かれたからです。しかしこの句はまだ信仰以前の段階の説明です)。

 5:10 そもそも敵(サタンの支配下)であった私たちが、御子の死によって神と和解させられた(過去形・第1の義)のなら、(今)和解させられている(現在完了形)私たちが、彼のいのちによって救いにあずかる(未来形・信仰による第二段階へ進む)のは、尚さらのことです(( )内は著者注です)。

ここでも新欽定訳聖書を引用して、神様の意志を証明します。

 Rom 5:8 But God demonstrates His own love toward us, in that while we were still sinners, Christ died for us.  5:9 Much more then, having now been justified by His blood, we shall be saved from wrath through Him.  5:10 For if when we were enemies we were reconciled to God through the death of His Son, much more, having been reconciled, we shall be saved by His life.

この3節を、著者が「乳」として解説します。