図書館では歴史書や年表を見ているみたいだったけど、わかるのか? あぁ漢字読めるから大丈夫か。
それにしても、図書館って何やればいいの。
このしーんとした、静かさが苦手だ。
雑誌でも見るか? ……ふぁーって欠伸(あくび)が出てくる。……あぁ~眠くなってきた。
もうじきお昼だ。……早くお昼になれー
殿を見やると、読むのが速いのか、端折(はしょ)って見ているのか、周りに幾冊もの本が積まれている。学ぶ事に意欲的だ……
ふぅーんそうなんだ。頑張ってるね……
持て余しすぎて、やり切れない私は、
「殿、少し早いですが、お昼にしますから外に出ましょう」と言う。
「洋子、もっと色々調べたいのだが」と殿。
「じゃあ、家からは随分遠いですが、名古屋の中心にもっと大きな図書館がありますから、明日行きましょう。今日のところはお昼食べたら、どこかへ遊びに行くことにしません?」
私達はハンバーガーショップでお昼にすることにしたが、またまた凄く驚かれてしまう。
それでも何とか、ハンバーガーセットを食べたのだが、殿は苦手のようだった。
外に出て自販機でお茶を買おうとしたら、それは何かと聞かれるので、お金を入れてと説明する……
【前回の記事を読む】一升瓶に入った毒薬のような黒い煮出し汁を絵図にたらすと…死人が憑依!?