⑦笑顔で解決、夜の夫婦関係
2020年のDomani(女性向けファッション雑誌)の働く既婚女性30~45歳へのアンケート調査(1)では、約6割がセックスレス(月に1回以上性行為がない)という調査結果でした。原因は、夫によるもの、妻によるもの、様々ありますが仕事が忙しい、疲れた、気分じゃない、眠いといった回答が上位でした。
どのような原因にせよ、夫婦の間の愛の行為が一定期間なされていないことがセックスレス。お互いがその気がなければ問題ないのですが、夫婦間で思いにギャップが生じると問題となります。
ここで、良く聞く話は、パパからお誘いの声がけをしたが、ママがその気ではなく、バシッと断られてしまった。そこから断られるのが怖くて、ずっと声がけ出来ないでいる。また逆のパターンで、ママからのお誘いにパパが応えられないケースもあります。ここで大切なポイントは、
夫婦のタイミングは、ずれるもの。これを初期設定として考えること。
こう考えると、断られた時の気持ちの持ちようも随分変わってきます。
「寂しいな。昔は、もっと積極的だったのに。」これは、断られた側の正直な気持ちです。ママから求められたけど、今はそんな気分ではない。そんな時は、ハグをして愛の言葉を伝えましょう。そしてタイミングを見て、再度トライです。
僕自身、過去にED(勃起不全)に関するウェブサイトの制作に携わったことがありました。その経験で思ったことは、性生活に関して、夫婦間のコミュニケーションが圧倒的に足りないということです。
しかし、この話し合い、言うは易く行うは難しかもしれません。特に出産を機に、再開するタイミングが微妙になるという話を良く聞きます。
環境や考え方は常に変わっていくもの。夫婦のコミュニケーションはずれるもの。この2つを初期設定としておくだけでも、モヤモヤは減らせそうです。
ここで話し合いをする際のポイントを3つあげます。
① リラックスした夜、休前日の2人だけの時間帯が狙い目
②「お互いの考え方を聞き合う」というスタンス
③ 端的に明るく切り出す
この手の話は、どうしても暗くなりがちです。話し合いが暗くならないよう、明るく切り出すことが重要です。また、相手を責めないというスタンスも大切です。子育て、育児だけでも相当大変なのに、仕事が入ると、心身ともに疲れます。夫婦の営みの優先度が下がるのは仕方ないことを前提にした上で、一歩勇気を出す。要求ではなく、すり合わせするイメージで対話しましょう。
(1)夫婦のセックスレスは解消できる? 既婚女性のセックスの頻度をアンケート調査!