その幸福を実現するための参考書として、『幸せな孤独』(前野隆司著アスコム)の「幸せな孤独を実現する3つの考え方」

・うけいれる=自己受容

・ほめる=自尊心

・らくになる=楽観性

が大変参考になると思います。「幸福博士」と自任している先生が推奨する方法です。

これからの老後は、「孤独」の中で自分の目標(生涯学習)を進めるためには、人との係わりを断たなければなりません。そのために、周りの人からどのような批判を浴びるかもしれませんが、あえてそれを受け入れます。

「自由」に自分のための時間を遂行することを強行しなければならないこともあると覚悟をすることもあります。自分で決めた生涯学習のテーマについて、なんで役にも立たないことをするのか、と酷評されても、自分が決めたことに誇りを持ってやり遂げなければ、幸福は得られません。

そして、素人がこれからやることで、どれほどの成果を得ることができるかは、わかりませんが、最終地点はありません。途中で終わってしまうかもしれませんが、できるところまで、集中して実行していきます。

「孤独感」は、自分が人々の中にあって、誰も自分の存在を認めてくれない、自分は独りぼっちだ、という状態を自分が感じることです。したがって、「孤独」とは本質的に違います。

前野先生は、「孤独感があると、寂しい、悲しいなどのネガティブな感情になるだけでなく、その状態が長く続くと、やがて心も体もボロボロになってしまいます」と警告しています。

一方、「人間は孤独でいるかぎり、自分自身であり得るのだ。だから孤独を愛さない人間は、自由を愛さない人間にほかならぬ。孤独でいるときにのみ人間は自由なのだから」(アルトウル・ショーペンハウアー)

残りの人生を「幸福」に生きるためには、健康、自由、孤独、自主性など他人と比べなくても喜びを得られる、自分の内側にあるものを目指すことです。

それと「幸福」になるためには、「自立」も大切です。周りの人に依存することなく、自分の意志で行動できる体調を維持する。自分が正しい判断ができる健全な脳の機能を維持する。それが人に迷惑をかけない老人です。

「幸福」であるためには、「自由」と「自立」が重要なキーワードです。我が家の玄関には、相田みつを氏の言葉のコピーが飾られています。

「幸せはいつも自分のこころがきめる」

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