イムフラは主の記憶を解いてはないが、ワニは自分の意志で、ほんの少し動けるようになり、口をゆっくりと開くとカーが外へ出て行き、野生のカーに向かい突っ込んで行く。しかしその開いた口から野生のカーもまた体内へ侵入し始める。
カイゼル達は乗って来た小型のウミガメ輸送機にラムカを乗せ、ラ・エンカもトビウオ飛行機からウミガメ輸送機に乗り移りワニの口を目指す。
ラ・エンカは火の記憶の持ち主で、ウミガメ輸送機を援護する為、手から炎を出し近寄ってくるカーに向かい炎を浴びせながらウミガメを進めた。しかし徐々に口内に入る野生のカーの数が増え始め、ウミガメ輸送機は足止めを余儀なくされた。
すると中間辺りの階層に牢獄があり、そこで老婆が助けを求め自分達に向かい手を振っているのをラ・エンカは目にする。
老婆の入った牢獄の隣りの牢獄にも多くの人達が捕らえられていた。野生のカーがそれらの牢獄にも押し寄せ、今にも侵入しようとしていた。