2.本論
2-2 設置通訳者
⑥配置人数
*複数人の設置が望ましいと思う。
*業務量が多すぎる。一人では担いきれない。複数の正規職員での業務分担が必要。
*1人設置のところは、休みを取ると手話通訳ができる人が誰もいなくなってしまう。
*複数設置で出張(派遣)通訳にも出られるようにしてほしい。
*非正規、週30時間の1人設置。訪問や病院通訳、担当者会議などで外に出ることも多く、「来所したのに通訳がいない」との不満多数。2人体制にしてほしい。少なくとも開庁時間は必ず1人通訳者がいることが理想。
*複数配置が望ましい。遠隔通訳の対応なども、1人だけでは荷が重い。
*24時間情報保障のためには、設置通訳者1人では困難である。
*職場内で手話に関する(技術、講座指導などの)相談ができるよう、複数配置になると良い。
*単身設置のため、通訳業務上の悩み、葛藤などを共有できる仲間がいない。
*聴覚障害者について相談できる上司がいない。問題が発生した時、1人職場では対応が不安である。
*一人の設置で事業(コーディネート、講習会運営、相談、関連事務など)のすべてを担うのは厳しい。聴覚障害を理解した上での支援の相談相手がいない。
*支援の専門性を高めていくために、集団労働の蓄積がされていく保障として3人以上必要。
*設置通訳者のメンタルストレス軽減のためにも複数設置の義務づけを希望する。単数設置では、利用者や登録通訳者、関係団体等との人間関係を一人で背負うしかなく、心理的負担も大きい。体調を崩しても交代要員がなく無理してしまう、という悪循環に陥る。