【前回の記事を読む】「生き辛い」「抜け出せない」行き詰った時に役立つ“スピリチュアルな視点”
第2章 スピリチュアルな視点で人生の見方を変える
#2 世界はあなたの意識の「投影」で作られている
これは「引き寄せの法則」や「鏡の法則」と呼ばれているもので、世界の捉え方の一つです。ここでは「投影の法則」という言葉を使って解説していきます。
投影の法則では、あなたが今、見て触れて体験しているこの世界はすべて、あなたの「内側にあるデータ」が映し出している立体映像のようなものだと捉えます。
それが影のようにあなたの外側に投げ出されて、あなたとは切り離された別の存在として物理化して見えているのです。そして「内側にあるデータ」とは、あなたの心や潜在意識や頭の中にある情報のことを指します。
こんな表現もできます。私たちが体験している現実世界は「超精巧にできたVR(バーチャルリアリティ)」のようなものです。この「投影のVRシステム」では、以下の情報が現実化するといわれています。
・意識を向けたもの
・意図したもの
・リアリティがあるもの(身体や感情が反応して臨場感がある、体験したことがある)
・思い込んでいる情報
・自覚のあるなしにかかわらず、信じているもの
・潜在意識に刻まれているもの(常識などの概念や、過去の記憶など)
・行動や思考や感情の「動機」になっているもの(作り笑いの動機が「嫌われることを恐れている」のなら「嫌われる恐れ」の方が現実になる)
たとえば、「時間がない時に限って、信号が全部赤に変わる」「あの人には会いたくないから遠回りしたのに、なぜかバッタリ会ってしまった」など、起きて欲しくないことこそ起こってしまうという現象。
これは単なる偶然ではなく、心の中で「遅刻するとヤバい」「あの人にだけは会いたくない」と繰り返しリアリティを感じながら意識を向けていたことで、そのデータが投影されて現実化したものです。