【前回の記事を読む】「口喧嘩はよくしたが…」娘が母に決して弱音を吐かない理由
理想
私の好きな数字は0と1
みんなスタートは裸の0
ゼロの箱はなかなか出れない
濡れた手を伸ばし垣間見える光
光を手繰り寄せて見る初めての景色
その景色を見て歩き出すのが1
1を見たら歩くしかない
ずっと歩くしかない
人生は0と1しかない
最後の0はバイバイと輝く光に
手を振って終わりたい
僕はお母さんの理想で
いられるかなあ。

一本の道
その始まりは
残酷かもしれない
涙が溢れるかもしれない
叫び怯えるかもしれない
だけど
止まらず進まなくちゃ
涙を拭いて歩かなくちゃ
空を見て笑わなくちゃ
そこに道ができる
その道は柔らかい
その道は涼しい
その道は優しい
しかし
道は坂道になる
道は険しくなる
道は長く暗いだろう
だが
歩き続ければ
笑い続ければ
優しくし続ければ
扉は開く
そこは花畑
そこは赤いベンチ
そこは蝶がひらひらと舞う
黄色の楽園