今までの、そして、これからの自分

今年(令和三年)三月、保育士の仕事を辞めることになった。今までに何回も辞めているので慣れたものだけど、今回は六十三歳という年齢もあって、いつもの、辞める、とは意味合いが違って、人生の大きな区切りを感じている。

結婚で仕事を辞めてからは、たまに手伝う程度で毎日働くことはなかった。それが、パパがいなくなったことがきっかけで仕事復帰となった。

何かを成し遂げたというほどの仕事をしたわけでもないが幼稚園、保育園、こども園とトータルすると二十五年くらいになる。色んなことがあった。嬉しいことも悲しいことも苦しいことも二十五年の中にたっぷりと詰め込まれている。

今までの自分を思い返す時、お母さんの部分を取り除くと保育士が残ると言ってもいいくらいこの仕事に思い入れが強い。私イコール保育士なのだと思う。

これからの私はどうなるんだろうか。保育士ではない自分が見えてこない。

この先、頼まれたらまた仕事をする可能性はあるものの一旦リセット。この先に、どんな自分があるのか見当もつかない。好きなことをして悠々自適なんて言われてもピンと来ないのが現実。

まずは定番の断捨離でしょうか。思いを整理した次は物の整理になるのかな?

どっちにしても簡単には終わりそうもない。先が長そうです。