「どこか山奥の温泉でゆっくりしたい。夜空満天の星を眺めながら、ゆっくり露天風呂につかりたい」これはほとんど諦めていますが、リハビリが上手く行き右足がもう少し動くようになったらできないことはないと思っています。

夜の空に満天の星が見える所、近くの山にキノコを採りに行き夕食に頂いた思い出。若いころ友達と行った山梨のどこか(地名は忘れた)これって思い出に戻る事でしょうか? “Back to the Future”? 

「砧の桜を見たい!」私の家から程近い所にある「砧緑地公園」の広大な庭にある桜は毎年見ていて飽きることを知りませんでした。夜が明けると同時に家を出て、公園の桜の木の下に着く頃、温かい太陽が東の空に上り始めます。まだ人影もなく、公園はひっそりと静寂に包まれ、桜の花が朝日に透けて夢のようです。地面すれすれにまで伸びている枝に桜の花がびっしりと付き、その香りに蜜蜂のように酔いしれます。

「敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜花」(本居宣長)

夜は近くの仙川沿いの桜並木が、日没と同時にライトアップされ、川面一面に映り、それはまた逆さ桜で吸い込まれるようです。川面をのぞいているとき、隣に居合わせたあるカメラマンが「ここの夜桜は東京一です」とつぶやいていましたっけ。

「願わくば花の下にて春死なんその如月の望月の頃」(西行法師)に習って「桜の木の下に佇みたい」 できれば生きているうちに叶えたい夢です。