コラム2 ジョルジュ・ドン45年の生涯略歴
1947年 2月28日 アルゼンチン、ブエノスアイレスのロシア移民の家庭に生まれる。
4歳からテアトロ・コロン劇場付属バレエアカデミーで学ぶ。同時に、演劇のレッスンも受けた。
13歳で、『真夏の夜の夢』のパックを演じた。
1963年 アルゼンチン巡業中の20世紀ベジャールバレエ公演を見て、衝撃をうける。
16歳のドンは、一文なしのまま貨物船に乗り込んでベルギーブリュッセルまでベジャールに会いに行く。
20世紀バレエ団に入団。以後、20世紀バレエ団の多くの作品が、彼のために作られた。
1964年 『第九交響曲』
1966年 『ロミオとジュリエット』に主演し、注目される。
1967年 『現代のためのミサ』
1968年 『バクティ』
1971年 『ニジンスキー、神の道化』
1975年 『我々のファウスト』
1976年 『想像のモリエール』
1979年 『イルミナシオン』、初めて『ボレロ』を踊る。
1981年 映画『愛と哀しみのボレロ』(監督クロード・ルルーシュ)で、世界中の人々を魅了し、有名になる。
1982年 『アダージェット』
1982年 『わが夢の都ウイーン』
1985年 『コンクール』
1986年 『マルロー、あるいは神々の変貌』
1990年 『ニジンスキー・神の道化』シーペ・リンコフスキーと共演、日本全国を回る。
1991年 第6回世界バレエフェステイバル『デス・フォー・ライフ』を坂東玉三郎と踊る。
1992年 11月30日ローザンヌにてエイズにより逝去する。享年45歳。