【前回の記事を読む】【詩】「私が私を終える時 それは必ず訪れる その瞬間がいつになるのか 誰も知らない」

朝が来るまでの間

朝が来るまでの間

ずっとそばにいてよ

この夜が この夜が

通り過ぎてしまうまで

夜明けが来るまでの間

ずっと抱き締めていてよ

この空が この空が

温もりに包まれるまで

もう少しだけ もう少しだけ

その声を 聴かせてよ

もう少しだけ もう少しだけ

この声を 聴いてよ

朝が来るまでの間

ずっとそばにいてよ

涙が 涙が

枯れ果ててしまうまで

夜明けが来るまでの間

ずっと抱き締めていてよ

哀しみが 哀しみが

溶けてしまうまで

もう一度だけ もう一度だけ

あのうたを うたってよ

もう一度だけ もう一度だけ

このうたを 聴いてよ

朝が来るまでの間

ずっとそばにいてよ

この夜が この夜が

通り過ぎてしまうまで

夜明けが来るまでの間

ずっと抱き締めていてよ

この空が この空が

温もりに包まれるまで

朝が来るまでの間

ずっとそばにいてよ

さびしさが さびしさが

追いついてしまわぬように

夜明けが来るまでの間

ずっと抱き締めていてよ

よろこびが よろこびが

この世界に満ちるまで