【前回の記事を読む】性格は無関係!学校で絶対見つけるべき「気の合う仲間」とは?
LESSON.2【学校は何を身に付ける所なの?】
もしかして納豆とかオクラが嫌い?
学校では、学習して知識を身に付けたり、運動して体力をつけたりするわけですが、それらが学校の売りではないので、過度に期待してほしくないところです。「学力上げろー」とか「バスケ部強くしろー」とか、論点のズレた指摘にも耳は傾けますが、傾けすぎて伺った内容がこぼれ落ちるかもしれません。ご容赦ください。
当たり外れではないですが、先生によって授業の上手い下手や、指導の相性の問題は確実に起こります。「先生が~だから嫌だ」「授業が~だから嫌だ」と言いたくなる気持ちもわかりますが、周りのせいにしても何も変わりません。基本的には、変えられるものは「自分」と「未来」だけなので、周りに変化を求めるスタンスからは早めに脱却することをお勧めします。そうしないと何でもかんでも責任転嫁する大人になっちゃうからね。
私が子どもたちに学校で身に付けてほしい力は、挑戦して失敗しても立ち上がって前に進む力です。私は学校では、この「挑戦失敗立ち上がり前進力」を身に付けてもらうことを念頭に入れて生活しています。挑戦失敗立ち上がり前進力というネーミングについては、もっと的を射るものがありそうな気もしますが、自分のネーミングセンスではこれが限界なので誰かもっと良さげなものを考えてください。
今の子どもたちには確かに才能があって、その才能を発揮しようとしたり、その才能で挑戦しようとしたりと前向きさはあります。しかし、なかなかその才能が開花しないのです。それはなぜか? 粘ることができないからです。昭和の我慢強さ、平成の根気強さ、令和の粘り強さと言いたいところですが、全然粘れません。「もしかして納豆とかオクラが嫌いなのかな?」と思ってしまうくらい粘れないのです。納豆も何回も混ぜることで粘りが出てくるので、1回や2回の失敗で「プイッ」となってしまっては、人生損をしてしまいます。オクラがなぜネバネバするのかわからない無知んな人はすぐにググりましょう。