俳句・短歌 句集 2022.07.01 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第71回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 さきがけて小学校の植田かな 一陣の風にひろごる合歓の花 新築の壁塗り終はる山法師
エッセイ 『心の旅』 【新連載】 中野 昌子 東北新幹線の裏ワザ!…東京駅発よりも、上野駅発を選んだ方がお得になるワケとは…? コロナ禍前と後で我々の旅の形が変化したのは、いうまでもありません。コロナ禍前では、飛行機、電車、バスといった公共の乗り物をよく利用して現地ではレンタカーでの旅が主な交通手段でした。飛行機に関しては、東京近郊とそれより東、北方面の旅です。3カ月ほど前から、日程を決めて、お安くチケットを予約しクレジット決済し、出発の日に空港の自動チケット予約の機械に、予約した時支払いをしたクレジットカードを通し、チ…
小説 『差出人は知れず』 【第15回】 黒瀬 裕貴 最期まで妻には秘密にしておきたかった。手で口を覆うと、痰に血が絡む…「肺がんなんだ…」しかも末期だった。 【前回記事を読む】「思い……出した」「涼子——」どんな言葉を掛ければ良いか分からなかった。嘘だと否定すべきか、事実を伝えるべきか俺は目の前で滔々と語る涼子が自分の妻だとは思えなかった。性格が正反対の双子の姉妹がいて、いま俺と話しているのはそっちなんじゃないかとまで。どことなく幼さを残した俺の妻は俺なんかよりよっぽど大人だった。このまま涼子に命を差し出せなかったら俺はどうなる。むざむざと引き返して…