言語能力2歳の自閉症 正社員となる
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年12月28日
ISBN 9784344927582
250ページ
価格1,000円+税
「この子が幸せに生きていけるにはどうしたら良いのだろうか?」
3歳で自閉症と診断されてから、現在は正社員として立派に働く息子のこれまでの道のりを記した教育実録。発達障がい者の教育指導も行う著者が、自らの子育ての経験をもとに療育のポイントを細かく解説する。
目次
- はじめに 「おかあさん」43歳で初めて出た言葉
- 第一章 成長のステップ
- 0〜4歳
- ■乳幼児期
- ■3歳児健診で「自閉症」の診断
- ■病院のデイケア通い
- ■「違い」・原因は親の育て方の問題ではない
- ■自ら知恵をつける事は難しいのでは?
- ■子どもの幸せとは
- ■K先生との出会い
- ■子どもの接し方・親子のつながりをつける遊び
- ■大きな前進「変化!」
- 幼稚園時代
- ■健常児の中で
- ■常に話しかける
- ■母親教育セミナーの教え
- ■遊べない子どもに「遊び」を教える
- ■「基本的生活習慣」をつける事が大切!
- ■集団遊びと体力作りのN合宿
- ■「てんかん」発症
- ■「睡眠」が脳を発達させる!(S先生の指導)
- 小学校時代(普通学級と情緒障害児学級)
- ■学校選択で出した答え・子どもの力
- ■「学校の役割」・「親の役割」
- ■心の復元力に救われ
- ■「情緒障害児学級」で個別指導
- ■知能テストからみえた得意・不得意
- ■教育機関で親が学ぶ
- ■子どもの発達に必要な「基礎力」をつける
- ■手作りドリルを持って、学校へ
- ■日常生活の中での勉強・親の我慢
- ■6年間を要した数の理解
- ■知識と運動能力は楽しみながらつける
- ■「買い物」を通じて様々な力を
- 中学校時代 特殊学級(特別支援学級)
- ■突き放す覚悟
- ■中学校生活
- ■積み重ねた勉強が、成果を見せる
- ■他人から叱られる事も必要
- ■山登りグループに参加
- 高校時代 都立養護学校(特別支援学校)
- ■高校生活と寮生活
- ■就職に向け「現場実習」
- ■就職のための予行練習となったボランティア活動
- ■ボランティア活動から海外旅行の経験
- ■携帯電話
- ■地図
- 社会人・スペシャルオリンピックスの活動の中で
- ■社会人となっての不安
- ■「スペシャルオリンピックス」との出会い
- ■「スペシャルオリンピックス世界大会」に出場決定!
- ■ボランティアさんが感動の涙!
- ■規模の大きさに驚いた世界大会!
- ■言葉の意味の複雑さ&マナー
- ■再び「スペシャルオリンピックス世界大会」に選出される!
- ■障がい者のホームステイ体験
- ■「オリンピック」と同レベルのBIGな開会式!
- ■ボウリング競技会場で見せた感情の目覚め
- ■ファミリーのホームステイ
- リストラそして正社員への道
- ■精神的不安からきた影響
- ■障害者就労支援センターと第二の職場
- ■会社都合のリストラそして正社員への道
- ■親子旅行
- ■教育により変化した事!
- 第二章 実践から気づいた 親の心構え・療育のポイント
- ■子どもへの接し方
- ■特別扱いしない
- ■障がい児と思わない・信じる心
- ■子どもの前で出来ない事を言わない
- ■子どもと同じ洗濯機の中に入らない
- ■母親も自分の時間を作って楽しむ
- ■健常な子どもが1回で理解出来る事は、障がい児は50回必要
- ■遊びの世界を広げる
- ■褒めて育てる
- ■禁止する場合
- ■脳の発達には「睡眠」が大切!
- ■色々な体験・チャンスを与える
- ■子どもにお手伝いをさせ、感謝の言葉を
- ■子どもの発達に必要な基礎力をつける
- ■教育は、日常生活の中で
- ■買い物を通じて社会性をつける
- ■階段は一歩ずつ上がれば本人の力に
- ■自分で勉強しようとする教育
- その他
- ■「てんかん」について
- ■「こだわり」について
- ■「神経学的診察」と「睡眠」について (野村芳子先生ご寄稿文)
- ■知的障がい者のための「スペシャルオリンピックス」
- ■障がい児教育にふさわしい布のおもちゃ
- あとがき