戦争を知らない君へ
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年8月7日
ISBN 9784344929098
判型 4-6
・
122ページ
価格1,000円+税
忘れられない景色。伝えたい記憶。
人がやっていない、人のやれないことをやりなさい――。
目の前で亡くなった友人、家族との切ない別離、愛で包んでくれた祖母。
第二次世界大戦。激動の時代を、少年はどのように生きてきたのか? 様々な思いを抱え、苦悩と成長を重ねた一人の男の人生を通して現代に伝える、消えることのない爪痕。壮絶な戦争の記録。
目次
- はじめに
- 第一章 戦時の祖父母の愛とリーダーシップ
- 一、大きな影響を受けた祖父母について
- 二、祖父母から礼儀と躾を厳しく教えられた
- 三、母と叔母の女手三人が家計を支えた
- 四、初対面は自分から進んで挨拶せよ
- 五、妹の「子守り」で発見し学んだこと
- 六、昔の家事は重労働だった
- 七、小学校一年生の時、静岡へ家族疎開した
- 八、 村の子供たちから関西弁とランドセルでいじめられた
- 九、戦時中の子供の遊び
- 第二章 空爆の恐怖と食料難
- 一、艦砲射撃と爆弾攻撃に遭う
- 二、学校帰りに機銃掃射に遭い友達が撃たれた
- 三、片田舎から市街地に転宅。今度は焼夷弾攻撃に遭う
- 四、食べられるものは何でも食べた
- 五、原子爆弾投下で日本は無条件降伏し終戦を迎えた
- 六、終戦後ひどい食料難に直面。そして、京都に戻った
- 七、母と離別、祖父母を両親として慕う
- 八、祖父が私の人生の正しい道へ導いてくれた
- 九、祖父がラジオの組み立て技術を教えてくれた
- 十、社会人になって教えられた貴重な言葉