皇極女王四年前、前の大王舒明が崩御した際、日嗣王子となり得る者が二人いた。中大兄王子と、蘇我馬子の娘、法提郎媛との間に生まれたふるひとのおおえのみこである。しかし当時、中大兄は十六歳、古人大兄は十七歳という若年であったため、后であった寶王女が中継ぎの大王として即位した。ここにいる皇極女王である。 これで中大兄王子が王嗣から除外されることとなった。中継ぎの女王を立てられると、その実子は大王を継承で…
長編歴史小説の記事一覧
タグ「長編歴史小説」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。