西暦六二八年、わが国初の女帝、第三十三代推古(すいこ)天皇は在位三十六年、七十四歳にして崩御した。この時、日嗣(ひつぎの)皇子(みこ)が定まっていなかった。候補に挙がったのは厩戸皇子(うまやどのみこ)の長子、山背大兄王(やましろのおおえのおう)と敏達(びたつ)天皇の孫にあたる田村(たむらの)皇子(みこ)であった。山背大兄王の母は蘇我馬子の娘、刀自古郎女(とじこのいらつめ)である。時の大臣(お…
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