「~空ビール瓶のクレート~」このホテルは、僕が幼い頃から家族とよく東京で利用していた場所だった。従業員のモンキーコートを着てロビーを横切ったりすると、不思議な気持ちがした。かつて何の責任も負わず、ぶらぶらしてサービスを受けていた馴染みの場所で、今はその舞台裏を駆けずり回り使役され、サービスを与える側となっている自分がいる。おもしろい。そして切ない。空ビール瓶の匂いを通して、ホテル働きの日々が、そ…
エッセイ
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『青天の霹靂』【第8回】橋本 由美
僕と同世代の検事による「検察調べ」に胸の奥がしくしくと悲しみに疼くなか親から委任されたという想定外の弁護士が接見に来て…
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『運命に寄り添う、そして生きる』【第23回】輪月 舟
離婚したDV夫に遭遇。なぜいまだに近くに住んでいる? 私たちの家が見えるスーパーになぜわざわざ来る?
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『おっぱいがウインクしてる』【第17回】牧 柚花
出雲大社に行くというので「お守り」をお願いしたところ、頂いてからひと月後にある出会いが…
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『波乱万丈、どぎゃん苦にも負けんばい』【第17回】阿南 攻
同居している下の妹が自分が勤めている会社を知らぬ間に受けていて採用試験に合格! 春から兄妹で一緒の千葉工場で働くことに
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『WHAT A FANTASTIC RIDE ! せんべい屋さんの娘からアメリカの外交官になった私』【第8回】パーディ 恵美子
あの日本赤軍最高幹部の重信房子に風貌が少し似ていた(!?)ためか空港の入国検査で私だけ別の部屋に連れていかれ身体検査をされて…
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『遠涯』【最終回】矢田 重吉
帰れる嬉しさに、少女は怒られても澄まし顔。仕事は全くせず乾パンを食べ散らし、写真を見せて喜んでいる。
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『相対性理論批判の新しい形』【第11回】佐藤 淳
「物が縮む」という相対論の主張を、宇宙船に当てはめてみると?10光年先の星を目指した船で点けた光の速度は…
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『振り子の指す方へ』【第17回】山口 ゆり子
あの日、同じように妻を抱きしめていたのなら…。泣いている義姉をソファーに横たえ、そして…
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『司法の国際化と日本 法のグローバリズムにどう対処する』【第19回】秋山 武夫
差別を暴いたのは一本のテープ。不都合な書類の処分指示、役員による差別発言に会社の態度は一変し…。
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『徒然な男のブルース オケラの戯言365話』【第22回】石田 五十六
文化のビッグバンともいえる全世界を席捲し芸術のあらゆる分野を巻き込んだ「シュールレアリスム」
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『逆境のトリセツ』【第17回】谷口 正典,益村 泉月珠
生まれたばかりの娘の容態が急変した。この状況であれば、夫にすぐに連絡すべきだったと思う人は多いだろうが…
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『ナマステ紀行』【第7回】桝田 祐子
ネパールで初めて遊んだ友だちはストゥーパ裏のゴンパ(僧院)に行く途中で出会った仲よし兄弟
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『フケメンの戯言』【第11回】現王園 秀志
老に対峙することとは「自分自身と真正面から対峙すること」逃げることは許されず、しっかりと自分の老を捉えなければならない
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『あなたがいたから』【第15回】坂本 りの
「分からない、何もかもが分からない」初めて見せた大粒の涙姿の夫。あの時抱きしめて慰めてあげられなかったことが今でも…
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『ゼロスタート ―異国・日本での創業奮闘記―』【第18回】靳 忠效
東京ビッグサイトで開催された展示会。ここでの出会いがきっかけで、私の将来の商売の基礎がスタートした!
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『うっかり自転車で日本一周していた』【第14回】河瀬 敏樹
あれ程恐怖心を感じていた雨なのに今では雨具なしでも走れるように。つくづく人間とは気持ち次第の生き物だなと感じながら今治に到着
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『明日も生きるあなたへ』【新連載】naomi
物事を見る視点を変えれば物事の見え方が変わり、どんなに辛い状況であっても良い側面を見ることで今より良い方向へとシフトする
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『神縁』【新連載】塩谷 灯子
まるで生き物のように私達家族に絡みついてきた災いという神縁を、一つの例として読んでもらうことで…
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『南半球の三日月』【第9回】久富 みちよ
ボートツアーで表示されたタイを中心とするアジアの地図を前にガイドが語ったことは初めて知る日本の歴史だった
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『隣る人』【第9回】仲 律子
文学作品にも出てくる葉が冬でも青く(!?)「冬青」と書いて「ソヨゴ」と読む木