間埜 心響

東京都出身。
2021年、株式会社文芸社より「ザ・レイン・ストーリーズ」
2022年、株式会社幻冬舎より「月光組曲」刊行。

書籍

  • 月光組曲
    間埜 心響
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    月と現世の住人が織りなす異色の SF ミステリー
    突然の地方赴任、作者不明の詩との出会い、謎めいた美女の出現――。
    幾重にも重なる偶然が、必然へと変貌する。
    現在と過去、生と死が交錯し、照らしだされる真実とは。
    夏も終わりかけた8 月下旬。東京で順調にキャリアを積んでいた佐伯俊夫は、
    I 県・月ノ石町に異動を言い渡される。
    この地には「月待池」という池があり、赤いトパーズが採れる伝説があった。
    しかし、採取した者の不吉な末路から、かつてより「憑き魔血池」と忌諱されてきたのだった。
    この伝説を知った佐伯は、事業で計画中の記念碑に何としても赤いトパーズを使用したいという衝動に駆られ、現在は立ち入り禁止となっている「月待池」に向かう。
    少しずつ、しかし確実に崩壊していく日常の向こうにあるものは一体――。
  • 薔薇のしげみ
    間埜 心響
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    色や本数によって、時に愛や情熱を意味し、時に嫉妬や憎しみを表す薔薇の花。
    人間の持つ様々な感情を、色とりどりの薔薇とともに描いた五つの物語。
    幼い頃に祖母の家で見た、モッコウバラの下に佇む知らない女性。
    その日を境に、花蓮は「見えないものが見える力」を手に入れた。
    誰にも話さないという祖母との約束を守り続けてきた花蓮だが、同じ能力を持つ志乃の誘いで才能発掘オーディションに参加すると、瞬く間に人気者となり、周りからもてはやされるようになる。
    しかし、そんな彼女を待ち受けていたのは、“薔薇の闇”だった――。
    ――「モッコウバラの咲く頃に」