長石 潔

宮崎県出身。地方銀行入行、同定年退職。府内城跡を散策中に見つけた人柱伝説の立て札にインスパイアされ、構想を練る内に、著者本人も予想しなかったストーリーが展開されていった。本作品は著者の処女作である。

掲載記事

書籍

  • みわがしろ
    豊後府内城普請異聞
    長石 潔
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    私戦国末期、日向を追われ豊後に落ち延びた名門・伊東一族。
    気高く優しい心と類まれな美貌で多くの人から愛される伊東家の姫・美夜、天正遣欧使節として世界を見た兄・虎千代(マンショ)、新たな地で信仰を伝える宣教師たち――権謀術数が渦巻く戦国の世で、誰もが懸命に生きていた。
    そんな折、大地震と津波で被災した豊後府内で新城建設が始まると、工事の難航を理由に人柱が求められ……。
    歴史の過渡期を生きた人々の祈りと決断、そして絆の物語。