志摩 洋

1939年、兵庫県生まれ。1966年、東京大学医学部卒。
獨協医科大学特任教授、救世軍清瀬病院名誉院長。

掲載記事

書籍

  • 人道的医療安楽死
    最重症患者が、熟慮を重ねた上で人生の幕を閉じると決めている場合に、わたしがその人を助ける理由~賛成派ドイツ人医師の論考と実践~
    ミハエル・デ・リダー 著
    志摩 洋 訳
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    大変な精神的・肉体的苦悩に苛まれている末期の患者さんたちは、理屈抜きで死にたいと思うことがあるに違いない。
    ドイツでは自死幇助について激しい議論が続けられており、著者のミハエル・デ・リダー医師は、この課題と積極的に取り組んでいる自死幇助賛成論者である。
    彼は、包括的かつ個人的な内容が記されている本書のなかで、その理由を述べている。
    そして「死にゆく人に寄り添う者」としての様々な自験例を駆使して、自死幇助の法的、医療倫理的、そして政治的立ち位置についての考察を加えている。
    結果として本書は、重要な啓蒙書であり、自己決定による生と死への感動的な訴えとなっている。

    ドイツでメディア出演多数の医師による書籍を邦訳