「伝えたい事実(できごと)の真実(こころ) 」~喜びと悲哀④ 育っていない昭和五十四年五月です。次に妊娠した子は三カ月で流産しました。泡のような状態で胎児を包むための袋ごと出てきて、全く育っておりませんでした。主治医は、「親も年を取ってくると、卵子も精子も中にはできの悪いのがあって、上手く育たないこともある。自分で出てきてしまうんだよ。あなたは自分のことを責めなくていいよ」と優しく慰めてくださっ…
[連載]六根清浄 親と子の絆
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第21回】永久
「お腹の子を三カ月で流産しました」主治医は優しく声をかけ…
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第20回】永久
「生まれて来てくれる…」流産止めの点滴を受け、仕事を続けた
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第19回】永久
「生まれる…!」 タクシーが捕まらず、早朝に歩いて産院へ
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第18回】永久
「よく忍んでいる」住職が書いてくれた色紙に「忍」の一文字。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第17回】永久
「約束が違う」結婚後、豹変した夫へ募る不信。冷めゆく心。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第16回】永久
「ウソでしょ?」結婚式当日から生じていた夫への違和感
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第15回】永久
背中の傷を「夫に刺された」と言えるわけがない母心。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第14回】永久
子供時代に心に傷を受け、ようやく生き延びて成人した人たち
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第13回】永久
アルコール依存症の父に加え夫も…「伝播する家族文化」の現実
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第12回】永久
「自分はACである」世間を驚かせたクリントン元大統領の発言
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第11回】永久
「私心なく」組織の上に立つことの苦しさ、そして過酷さ。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第10回】永久
貧乏を体験しており、田舎から出てきたばかりで、東京の垢がついていない
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第9回】永久
ウイスキー瓶を片手に酔い潰れ、河原で寝て、帰らぬ人に…。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第8回】永久
いつしか人と話すことが以前ほど苦にならなくなっていました
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第7回】永久
あなたは一番で入学したんですよ。実力があるのだからもったいない。
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第6回】永久
限りなく広がる宇宙、天体のことを勉強していて不思議を感じていた
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第5回】永久
悩みが絶えず尽きない、諦めの人生を送ることになる
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第4回】永久
医療費がかさむ中で、一番の痛手は「新円切り替えによる預金封鎖」でした
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第3回】永久
当時としては花形と言われた「南満州鉄道」に昭和十年に入社しました
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エッセイ『六根清浄 親と子の絆』【第2回】永久
その光りは天に還る道に旅立つ、一瞬の光だったのでしょうか