その瞬間、私は鬼の形相を浮かべて狂ったように、死んでいく男を刺し続けている映像だった。子供たちの目の前で……。刺されている間男は、子供たちの方を向き「助けて」と言いながら死んだ。その証拠映像が物的証拠となり、私は殺人犯となった。「聞いてください。あの男は小さい声で言ったんです。半笑いを浮かべて殺すって……。お願いです、信じてください。お願いです……」だけど、誰も信じてくれなかった。子供たちも………
[連載]特殊愛
-
小説『特殊愛』【最終回】樫春 寛菜
怪しい悪い男たちに誘拐された…「久しぶりだな!」男は中学の同級生で…
-
小説『特殊愛』【第11回】樫春 寛菜
私が殺したの?ただ子供たちを守りたかっただけなのに…
-
小説『特殊愛』【第10回】樫春 寛菜
知らない男が家の中に…。子供達に「きたら駄目!こっちに来ないで聞いて!殺される」
-
小説『特殊愛』【第9回】樫春 寛菜
友情の闇、仲間たちとの旅が悲劇へ……夢か現か幻か……
-
小説『特殊愛』【第8回】樫春 寛菜
そう思いたくないが、もしかして目の前にいるこの人が…犯人…では?
-
小説『特殊愛』【第7回】樫春 寛菜
「ふふふふふふ…」不気味な彼の笑い声が頭から離れなくて…
-
小説『特殊愛』【第6回】樫春 寛菜
「その顔に見覚えがあって頭が痛くなる」彼からの異常な愛で苦しめられた中学時代
-
小説『特殊愛』【第5回】樫春 寛菜
「私の顔を返して、私の顔を返してよ!」鏡に映っていたのは、可愛いワンピースを着た化け物だった…
-
小説『特殊愛』【第4回】樫春 寛菜
「こんなの私じゃない!」中学時代のアルバムで思い出してしまった“忘れていた過去”
-
小説『特殊愛』【第3回】樫春 寛菜
大好きな人から、告白された。けれど彼の言動がどこか怖くなってきて…
-
小説『特殊愛』【第2回】樫春 寛菜
片思いしていた人と急接近…人生初めてのデートのお誘いが!
-
小説『特殊愛』【新連載】樫春 寛菜
「何これ…?」昔のアルバムを引っ張り出すと、自分の顔が…