たとえ話をほんとの話に「急用が出来た」私は店を出た。もちろんバイクを隠す場所を探すためだ。すでに目星は付けていた。浅草橋の駅から隅田川まで、高架橋に成っている。イレンダから高架橋まで、ほんのわずかだ。高架下は所々駐車場に成っている。昼間は使うが、夜は開いている所が多い。奥は暗い。その暗闇をじっと見つめていると、成田さんが背広の上にジャージを着て、急ぎバッグを背負い、猛スピードで走り去って行く動画…
[連載]神隠し共同体 リタイアド探偵2
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第8回】赤井 年男
「これならいけるかも」難事件の突破口はデリバリーサービス!?
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第7回】赤井 年男
今の犯罪者は、そこら中に有る「防犯カメラの目」をどうくぐり抜けるのか?
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第6回】赤井 年男
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第5回】赤井 年男
「こうなったら警察と競争だ」探偵による犯人捜しの方法は…
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第4回】赤井 年男
【小説】新橋で刺殺された妻…容疑者・夫のアリバイに疑いが?
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第3回】赤井 年男
【小説】「妻を殺す方法」をいくつも考えた男がたどり着いた結論とは…?
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【第2回】赤井 年男
【小説】「その完全犯罪という奴に、私も混ぜて貰えないか」
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小説『神隠し共同体 リタイアド探偵2』【新連載】赤井 年男
六十歳を超えた男…よく「若い女性」とぶつかりそうになる理由