また一九八五年八月、シーガルV号を仲木に停泊させていた時の事である。夜半から逆にナライが連吹して南伊豆は大時化となった。我々はこれでは磯遊びができないと判断、早朝海が凪いでいるうちに西から脱出する事にした。ハイパロンなど全ての積載物をきつくラッシング(ロープなどで固定)して出港したが南伊豆の海域は朝凪など関係なく恐ろしい様相を呈していて、石廊崎そして爪木崎を西から押し上げ抜けようとする海流をナラ…
[連載]海の道・海流
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エッセイ『海の道・海流』【第14回】佐々木 明廣
半世紀前にショックを受けたゴミ問題が世界で取り上げられ…
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エッセイ『海の道・海流』【第13回】佐々木 明廣
そのエンジンさえ動いていれば、大波を乗り越える自信はあった
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エッセイ『海の道・海流』【第12回】佐々木 明廣
船長はその湾を眺めて感動し、噴火湾と名付けて英国に報告した
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エッセイ『海の道・海流』【第11回】佐々木 明廣
今まで、あんな小船で島に渡って来た人は聞いたことがない!
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エッセイ『海の道・海流』【第10回】佐々木 明廣
真っ黒に日焼けしている異端社員が繰り返す「3つの戒め」
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エッセイ『海の道・海流』【第9回】佐々木 明廣
キャビンクルーザーの購入へ!マリーナでの保管が必要となり…
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エッセイ『海の道・海流』【第8回】佐々木 明廣
「初めての海外出張」アメリカとソ連はスケールがデカすぎた
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エッセイ『海の道・海流』【第7回】佐々木 明廣
私の家は貧しく、燃料代や3度の食事代にも事欠く状況だった…
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エッセイ『海の道・海流』【第6回】佐々木 明廣
あの美しかった爪木崎を陸から見たい…そこで目にした光景は?
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エッセイ『海の道・海流』【第5回】佐々木 明廣
シーガルにとって生死を分ける…「海との闘いのステージ」
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エッセイ『海の道・海流』【第4回】佐々木 明廣
車もろともトレーラーが海に…車と船を同時に失った私。
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エッセイ『海の道・海流』【第3回】佐々木 明廣
戸田も美しい。行って見て驚いた。大瀬崎と全く類似形だ。
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エッセイ『海の道・海流』【第2回】佐々木 明廣
目の前に広がる海、彼方に暮れ行く海、全てが私の愛した海
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エッセイ『海の道・海流』【新連載】佐々木 明廣
海流に対し、人一倍強い思い入れをもっている私。