【前回記事を読む】機体の計器はショートし、針が回転している。調査隊が向かう先と雷雲の進路が一致していた。その時、あるものが機体を貫いた…空中分解したその破片はヒラヒラと力なく海面に向かった。刹那、ゴーと背後から爆音が轟いた。─何もできなかった。乗組員が強風と豪雨に対して神経を集中していた矢先の出来事だった。何事が生じたのかを考えることなく、全員が落ちていった。木箱も同様だった。どこまでも続く海面…
[連載]ガッキーとグッキー 不思議な木箱
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第5回】芝 くりむ
海面に浮かぶ木片を発見し、それに引き寄せられる見習い宮大工。バラバラになった木片を集め木箱にしようとするが…
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第4回】芝 くりむ
機体の計器はショートし、針が回転している。調査隊が向かう先と雷雲の進路が一致していた。その時、あるものが機体を貫いた…
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第3回】芝 くりむ
女王の魔の手が次の惑星へと伸びていく。彼女が標的とする惑星の3つの条件とは?
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【第2回】芝 くりむ
太陽光が半減した世界。作物は枯れ果て、交通網は遮断…民衆は、飢えと寒さで生死の淵に追いやられた
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小説『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』【新連載】芝 くりむ
沢山の緑に覆われた星、マゼラン銀河第三番惑星。しかしこの惑星を植民地とする為に原住民族を葬り去ろうとする女王がいた...